260年以上にわたり、福島県檜枝岐村で親から子へと受け継がれている「檜枝岐歌舞伎」が12日、地元で演じられた。夏場の山仕事の安全を願う鎮守の神への奉納行事。春の宵に浮かび上がるかやぶき屋根の舞殿(国重要文化財)に、約800人が見入った。
伊勢参りの帰りに江戸で見た歌舞伎を村民がまねて始めたのが起源とされる。人口約620人の村では一座を作り、年3回の公演をしている。最年少座員で5歳の星将矢(まさや)君が初舞台を踏み、達者な演技で観客を沸かせた。